捨ててきたもの。
取りこぼしたもの。
諦めるしかなかったもの。

それらすべてを、誰にも言わず拾い集めていたのは――いつも泣いてばかりいた弟弟子。

「大丈夫、俺が全部覚えてるから」

気づかないうちに大人になった彼は、そう言って、笑った。

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